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パソコン商戦、正念場の春 薄れるウィンドウズ7効果

  パソコン(PC)の今年の春商戦が幕を切った。PC市場では、価格下落で各メーカーとも苦戦が続く。多機能型携帯電話(スマートフォン)や、電子書籍といったライバルの成長が予想されるなか、これまで以上に、消費者を引きつける魅力が求められる。

 PC大手各社が18日、春モデルを発表した。富士通の目玉は、小型ノートPCの「LOOX U(ルークス ユー)」。「上着のポケットに入るサイズにこだわった」といい、幅約20センチ、奥行き約10センチ。重さは495グラムで、500ミリリットル入りのペットボトルより軽い。店頭想定価格は10万円前後。今月21日に発売予定だ。

 東芝の新モデルは今月下旬以降、9機種36商品が順次店頭に並ぶ。「ダイナブック コスミオ V65」(想定価格18万~19万円台半ば)などの一部ノート型では、高機能半導体「CELL(セル)」を応用したプロセッサーを搭載。ゲーム機「プレイステーション3」などに使われているセル技術で、テレビ番組やネット上の動画などをよりきれいに見られるのが売りだ。

 NECのノート型PC「LaVie L(ラヴィ エル)」(想定価格16万5千円前後)は、米インテル社の最新のCPU(中央演算処理装置)を載せ、従来よりも処理性能を1.5倍に向上させた。従来比5倍の高速でデータ転送できる「USB3.0」も付け、操作の快適性を追求した。

 2台目需要を見据えたのが、機能を抑えたネットブック「LaVie Light(ラヴィ ライト)」(同6万円前後)。「フレッシュライム」という柔らかい色づかいを新色として加えるなど、若者への浸透を図る。

 ソニーは、機器同士を近づければデータをやり取りできる新無線技術「トランスファージェット」に対応するノートパソコン「VAIO Fシリーズ」を、ネット販売限定で今月23日から発売する。

 昨年10月に発売され、年末商戦向けの機種から搭載されている米マイクロソフト(MS)社の新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7(セブン)」。当初は、PC市場の救世主と大手各社の期待も大きかったが、その効果は徐々に薄れつつある。

 調査会社BCNによると、全国の家電量販店で販売されたPCは、「7」が発売された10月は台数ベースで前年比20%近く増えた。しかし11月には約9%増に。年末商戦まっさかりの12月には1%増と、前年並みにまで落ち着いている。金額ベースでも12月まで、前年を下回る月が続いている。今後も需要の冷え込みで、価格は年間数%程度下がるとみられている。

 スマートフォンの浸透などで、携帯電話とPCの垣根が低くなっている中で、メーカー側の模索も続く。富士通の佐相秀幸常務は「無線通信が高速化するなかで、携帯もPCも新たな利便性を追求した色々な市場が出てくるのは間違いない」。

 BCNの森英二アナリストは「ネットブックより機能を充実させた機種や、キーボードがなく、タッチパネルで画面に直接触れ、持ち運べる平板型のタブレットPCなど、新たな需要の掘り起こしが重要となりそうだ」と話す。

| 发布时间:2010.01.19    来源:    回数を調べます:1449
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