世界最大級の中国の検索大手、百度(Baidu)は20日、先週サイトがアクセスできなくなった事件で、米ドメイン登録サービス会社レジスター・ドットコムをニューヨークの裁判所に提訴した。科技日報が21日伝えた。
百度は提訴の理由として、先週12日、レジスター・ドットコムの不注意で百度www.baidu.comドメインのシステムデータをハッカーに改変され、世界中のユーザーが百度のサイトにアクセスできなくなるトラブルが数時間続き、百度に甚大な損失を与えた。
事情に詳しい人によると、今回の事件で百度は、レジスター・ドットコムへの提訴、損害賠償請求のほかに、ドメイン管理を中国に移すことを検討しているという。
今回の件について、インターネットに詳しい、新浪(Sina)最高技術責任者(CTO)の前アシスタントの顧暁斌氏は、国際的な慣例ではドメイン問題の解決は通常、ドメイン登録管理機関の所在地の法律が適用されると指摘。米国のドメイン登録会社の過失であることから、裁判では百度が勝訴する可能性が高いという。
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