調査会社・賽諾市場研究公司が24日発表した市場調査報告によると、2009年は中国の「第3世代移動通信規格(3G)元年」で、国内における3G携帯電話の販売台数が500万台を超えた。ブランドシェアではトップ3を三星、ノキア、宇竜酷派が占めた。
同報告によると、09年にはTD-SCDMA、EVDO、WCDMAの3規格をあわせた3G携帯電話の販売台数は528万台に上り、うちもっともよく売れたのはWCDMA端末で200万台を超えた。売れ行きは低調ムードから好調ムードへと移行し、特に11・12両月は販売台数が大きく伸びて年間販売台数を引き上げ、11月には初めて100万台を突破し、12月には175万台に達した。
3G携帯電話メーカーでは、三星、ノキア、宇竜酷派の3社が好調で、3社で市場シェアの約60%を占めた。ある市場アナリストによると、三星と宇竜酷派は3Gの3規格をすべてカバーすることにより、今後も引き続き競争で優位に立とうとしている。ノキアの売り上げはWCDMA製品が中心で、今後の競争では単一規格に依拠することによるマイナス圧力が増大するとみられる。
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