国家互聯網応急センター(CNCERT)運行部の周勇林副主任は22日、記者取材に応じた。記者は、最近ネットユーザの間で話題の的となっている「グーグル事件」に対する、コンピュータネットワークのセキュリティ監視測定・早期警報対策を担当する公的部門であるCNCERTの見解について尋ねた。周副主任はこの質問に対し、次の通り答えた。
インターネット上で起こるセキュリティ問題は、物理的な境界の制限を全く受けることはない。普通の技術レベルを持つハッカーならば、遠方の目標に対していとも簡単に攻撃を仕掛けることが可能で、攻撃時に自分の本当の居場所や身分を隠すこともできる。攻撃源のIPアドレスが中国であるかどうか、つまり中国のハッカーが攻撃を仕掛けたのかどうかが不明であることは、関連技術の知識が少しでもある人なら分かることだ。これにより、中国からサイバー攻撃を受けたというグーグルの主張は、根拠不足である上、専門性も欠けている。
私たちは、グーグルが中国からサイバー攻撃を受けたと発表した後、この件を極めて重視し、状況の解明をより詳しく進め、必要ならばグーグルに協力するつもりで、グーグルからのコンタクトを待っていた。しかし、残念ながら、このグーグルの発表と一部のメディア報道以外に、今回のグーグル事件に関する具体的な報告は得られていない。
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