国家エネルギー委員会が発足、温家宝総理が主任に

　　中国政府のウェブサイトに27日「国家エネルギー委員会の設置に関する国務院弁公庁の通達」が掲載された。第11期全国人民代表大会第1回会議で承認された国務院機構改革案と「議事調整機構の設置に関する国務院の通達」の精神に基づき、エネルギー戦略の政策決定と統合調整を強化するため、国家エネルギー委員会の設置を決定したとしている。

　　同委員会は国のエネルギー発展戦略の研究・立案、エネルギーの安全と発展における重大な問題の審議、国内のエネルギー開発と国際的なエネルギー協力における重大な事項の総合調整が主な任務。温家宝総理が主任、李克強副総理が副主任に就任する。

　　委員は尤権国務院副秘書長、朱之シン中央財政弁公室主任、楊潔チ外交部長、張平国家発展改革委員会主任、万鋼科学技術部長、李毅中工業情報化部長、耿恵昌国家安全部長、謝旭人財政部長、徐紹史国土資源部長、周生賢環境保護部長、李盛霖交通運輸部長、陳雷水利部長、陳徳銘商務部長、周小川中国人民銀行総裁、李栄融国家資産委員会主任、肖捷税務総局長、駱琳国家安全生産監督管理総局長、劉明康銀行業監督管理委員会主席、王旭東国家電力監督管理委員会主席、章沁生総参謀部副総参謀長、張国宝国家発展改革委員会副主任兼エネルギー局長----の21人。

　　国家エネルギー委員会弁公室の主任は国家発展改革委員会主任が兼任、同副主任は国家エネルギー局長が兼任する。弁公室の具体的な業務は国家エネルギー局が担当する。