米「オイル・アンド・ガス・ジャーナル(OGJ)」誌が1日発表した2009年度の世界主要国の石油産出量で、中国は1億8900トンで世界の5.4%を占め、世界4位となった。
石油産出量の6位から10位はメキシコ、カナダ、イラク、クウェート、アラブ首長国連邦の順だった。
昨年は金融危機の影響を受け、石油の需要が減り、国際原油格も下落、多くの国で石油の産出量が低下した。2009年の石油産出量は35億2500万トン、08年に比べ3.2%の36億4100万トン減少した。同誌は30の主要石油産出国を調査したところ、21カ国で産出量が減少、うち4カ国では減少幅が10%を超えていた。イランでは石油の産出量が4.7%減少、中国は1%にとどまった。
世界主要国に残された原油の確認可採埋蔵量では、サウジアラビアが359億5000万トンで今年もトップ、それにカナダ、イラン、イラク、クウェート、ベネズエラが続いた。中国は27億9000万トンでサウジアラビアには遠く及ばないが、08年に比べ27.2%増加した。
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