今年の科学基金は９５億元以上に　前年比３０%増

  国家財政予算制度改革と基礎研究発展の必要に基づき、本年度の国家自然科学基金として95億元の支援計画が検討されているという。第11期全国人民代表大会常務委員で国家自然科学基金委員会主任の陳宜瑜氏が明らかにした。 科学時報が9日伝えた。

　陳氏によると、この予算が全人代第3回会議で承認されれば、国家財政予算から国家自然科学基金として83億元以上投入され、前年よりも30%以上増えることになる。

　昨年、同委員会へは全国1674の研究機関から10万2千項目以上の申請があった。これは前年に比べ1万8千項目以上、21.6%の増加で、増加幅は過去最大となった。基礎研究発展の必要に適応するため、昨年は研究項目、人材項目、環境条件項目別の3つの支援項目を設け、厳正審査と科学的選考に基づき、全国1056機関の2万387項目に対し計70億5400万元の資金援助を行った。